はじめに
「CCNAって独学で受かるの?実機がないと無理じゃない?」
私もそう思っていました。ネットワーク機器なんて個人で買えるものではないし、実機に触れる環境もない。座学だけで本当に合格できるのか、不安でした。
でも結論から言うと、実機なし・独学3ヶ月で一発合格できました。スコアも8割超え。
鍵になったのは、AIを先生にしてパケットトレーサーでハンズオンを繰り返すという勉強法でした。この記事では、私が実際に使った教材と勉強法、特にAIを活用した実践的な学習法を詳しくお伝えします。
CCNA試験の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | Cisco Certified Network Associate(200-301) |
| 出題数 | 100問程度 |
| 試験時間 | 120分 |
| 合格ライン | 800点程度 / 1000点 |
| 受験料 | 約46,860円(税込) |
| 試験形式 | CBT(テストセンター) |
合格ラインが800点程度と高めで、受験料も約46,860円とかなり高額です。「絶対に1回で受かる」という覚悟が必要な試験です。
受験時の私のスペック
- IT歴: キャリアチェンジして約2年
- 実務: データセンターで監視オペレーター → SES会社に転職して待機中に受験
- ネットワーク実務経験: 監視業務でネットワーク機器のアラート対応はしていたが、設計・構築の経験はなし
- 取得済み資格: MOS → ITパスポート → 基本情報技術者 → LinuC Level1 → AWS SAA → Excel VBAエキスパート
- 勉強に使える時間: 平日2時間、休日は可能な限り
AWS SAAは取得済みでしたが、ネットワークの深い知識は持っていない状態からのスタートでした。
使った教材は4つ
1. 参考書(白本)
CCNAの定番参考書です。試験範囲を網羅的にカバーしていて、最初の1冊として安心感があります。
正直、分量が多くて読み切るのにかなり体力が要りますが、まずは通読して全体像を掴むことが大事です。
2. YouTube(まさるさんの勉強部屋)
食事中や休憩時間に視聴していました。まさるの勉強部屋というチャンネルがCCNA対策として非常にわかりやすく、おすすめです。動画の数が多いですが一本の時間は短めなので、日々コツコツ見ていけば2か月以内で試験範囲を網羅することができました。
白本だけだとイメージしにくいネットワークの動きも、動画で見ると「あ、こういうことか」と理解が進みます。
3. Ping-t(問題集サイト)
AWS SAAの時もお世話になったPing-tですが、CCNAでも必須級の教材でした。
問題数がとにかく多いのでスタミナが要りますが、やればやった分だけスコアに直結します。 選択問題を何度も周回して、正答率が安定するまで繰り返しました。最後の10日間はコマンド練習モードも1日1周して、体で覚えるレベルまで仕上げました。
4. Claude(AI)& パケットトレーサー
これが今回の最大の武器でした。詳しくは次のセクションで解説します。
AIを先生にしたハンズオン学習法【おすすめ】
「実機がないから実践的な勉強ができない」——CCNAの勉強でよくある悩みですが、AIとパケットトレーサー(無料)を組み合わせれば解決できます。
私がやったのはこんな方法です。
やり方
- Claude(AI)に「CCNAの受験対策のハンズオンをしたいからレベル1からお願い」とお願いする
- Claudeが図解付きで構成を提示してくれるので、パケットトレーサーで同じ構成を構築する
- 完成したら「レベル2お願い」と伝えて、次のステップに進む
- これを繰り返して、少しずつレベルを上げていく
なぜこれが効果的なのか
- レベル1は簡単な構成から始まるので、初心者でも詰まらない
- 操作がわからない場合はスクリーンショットを貼ってなにが操作方法などを聞けば教えてくれる。
- レベルを上げるごとに新しい技術要素が追加されるので、自然とステップアップできる
- わからない部分はその場でAIに質問できるので、先生がいるのと同じ環境
- パケットトレーサーは無料なので、コストゼロで実践的な学習ができる
私は最終的にレベル20くらいまで進めました。 ルーティング、VLAN、ACL、NAT、OSPFなど、試験範囲の主要な技術を手を動かしながら学べたので、座学だけでは得られない理解が身につきました。
試験の最初の4問でコマンド問題が出ましたが、このハンズオン無しでは厳しかったと思います。
(ちなみにレベル20は試験範囲を超えてましたが興味本位ですすめました。実際はレベル15ぐらいで試験範囲は終わっていました。)
休日のまとまった時間を使って、1日に数レベルずつ進めるのがおすすめです。
3ヶ月間の勉強スケジュール
1ヶ月目(3月):白本通読+YouTube
- 白本を最初から通読して、ネットワークの全体像を把握
- 食事中はYouTube(まさるさんの勉強部屋)を視聴
- この時期はインプット重視。「ふーん、こういう仕組みなんだ」くらいの理解でOK
2ヶ月目(4月):Ping-t周回+AIハンズオン+Youtube継続
- Ping-tで選択問題を周回開始。間違えた問題は解説を読み込む
- 休日はClaude × パケットトレーサーでハンズオン
- 座学(Ping-t)と実践(ハンズオン)を並行することで、知識と手の感覚が繋がってくる
- 食事中はまさるさんの動画垂れ流し
3ヶ月目(5月):仕上げ+コマンド特訓
- Ping-tの選択問題を引き続き周回して正答率を安定させる
- 最後の10日間でコマンド練習を1日1周。 体で覚えるまで繰り返す
- ハンズオンで構築した構成を思い出しながら、コマンドの意味を紐づける
1日の勉強時間の目安:
– 平日:2時間(Ping-t or 白本)
– 休日:可能な限り(ハンズオン+問題演習)
– スキマ時間:食事中にYouTube
試験の攻略ポイント
コマンド問題(最初の4問)が最大の関門
CCNAの試験では、最初の4問がコマンド入力問題です。これが曲者で、コマンドに慣れていないと時間もメンタルも削られます。
選択問題はPing-tのおかげで2択までは絞り込める印象でしたが、コマンド問題は慣れていないとどうにもならないので、最後の10日間は毎日コマンド練習をして体に染み込ませてください。
コマンド問題がわかれば選択問題も強くなるので、コマンド練習だけは怠らないほうがいいです。
ルーティングとサブネットは最重要
選択問題ではルーティングの問題がしつこいくらい出てきます。 サブネット計算も含めて、この2つは絶対に理解しておく必要があります。ここを落とすと絶望的です。
「なんとなくわかる」ではなく、「人に説明できる」レベルまで持っていけると安心です。
試験当日の話
CCNAの受験料は税込み約46,860円。ベンダー資格の中でもかなり高額です。「絶対に落とすわけにはいかない」というプレッシャーで、試験前の緊張感は今まで受けたどの試験よりもすごかったです。
会場はCBT形式の閉鎖された個室空間でした。最初のコマンド問題で焦りそうになりましたが、小声でぶつぶつとつぶやきながら問題文を読むことで集中力を保てました。声に出すと頭の中が整理されるので、CBTの個室環境ならではの裏技かもしれません。
結果は一発合格。試験会場を出た瞬間の安堵感は今でも忘れられません。
まとめ
- 実機なし・独学3ヶ月でCCNAに一発合格できた
- 教材は白本・YouTube・Ping-t・Claude×パケットトレーサーの4つ
- AIにハンズオンの先生をしてもらう学習法は、実機がない環境でも実践力が身につく
- Ping-tは必須級。問題数は多いが、やれば高得点が出せる
- コマンド問題対策は最後の10日間で集中的に。体で覚えるまで繰り返す
- ルーティングとサブネットは避けて通れない。理解必須
筋トレで「自重トレーニングでも正しいフォームなら十分鍛えられる」のと同じで、実機がなくてもAIとパケットトレーサーがあれば十分戦えます。Ping-tは契約期間中だったので、教材にかかった経費は白本代ぐらいでしたので教材にはお金をかけずに勉強することができました。
大事なのは道具ではなく、毎日コツコツ続けることです。
CCNAは受験料が高い分、合格した時の達成感も格別です。ネットワークの知識はIT業界ならジャンル問わず必要な知識が詰まっているのでぜひお勧めしたい資格です。
この記事が、あなたのCCNA挑戦の後押しになれば嬉しいです。

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