【2024年】LinuC Level1に合格!IT歴3ヶ月から始めた独学勉強法と使った教材


はじめに

「Linux?何それ?」

これ、当時の職場の先輩や上司の反応です。31歳でキャリアチェンジをして私はデータセンターで監視オペレーターとして配属されたのですが、Linuxの話をしても誰一人知らない。「ここ、本当にIT業界……?」と衝撃を受けたのを覚えています。

逆に言えば、Linuxを知っているだけで周りと差がつくということ。インフラエンジニアとしてこれはちゃんと勉強しておこうと思い、LinuC Level1の取得を目指すことにしました。

ただ、この時点での私のIT歴はわずか3ヶ月。仕事も研修期間中で、ターミナル(黒い画面にコマンドを打つやつ)に触れたこともなく、VirtualBox(仮想マシンを動かすソフト)が何なのかすら知らない状態でした。

結論から言うと、約3ヶ月の独学で合格できました。 この記事では、完全未経験から合格するまでの勉強法と、初心者が本当につまずくポイントを正直にお伝えします。


LinuC Level1 試験の概要

項目 内容
正式名称 LinuC Level1(101試験 + 102試験)
試験形式 CBT(テストセンター)
合格ライン 各試験とも正答率約65%以上
試験時間 各90分
受験料 各16,500円(税込)× 2試験(101試験、102試験)
有効期限 5年間

LinuC Level1は101試験と102試験の2つに合格する必要があります。受験料が合計33,000円とそこそこ高いので、1回で確実に受かりたいところです。


受験時の私のスペック

  • IT歴: 約半年(勉強開始時点では3ヶ月)
  • 実務: データセンターで監視オペレーター(サーバールームの巡回やアラート対応)
  • Linux経験: 完全にゼロ。ターミナルに触ったことすらない
  • 取得済み資格: MOS(Word, Excel, PowerPoint) → ITパスポート → 基本情報技術者
  • 勉強に使える時間: 平日1.5〜2時間、休日は最低3時間(予定がなければ限界まで)
  • 自宅環境: Wi-Fiなし。携帯のテザリングでPCを使っていた

改めて書くとなかなかハードな環境ですね。でもこの状態から合格できたので、今これを読んでいるあなたも大丈夫です。


使った教材は3つ

1. LinuCレベル1合格教本

LinuC対策の定番参考書です。試験範囲を網羅していて、解説もわかりやすい。

この本の一番のポイントは、VirtualBoxのインストール手順とハンズオンが含まれていること。参考書を読みながら実際にLinuxを触れるので、座学と実践を同時に進められます。

2. YouTube(LPI JAPAN公式チャンネル)

LPI JAPANが公式で出しているYouTubeの学習動画です。大学の授業のような丁寧な解説で、参考書を読むだけではイメージしにくい部分を補完してくれます。

食事中に流し見するのが日課でした。参考書と並行して視聴すると「あ、本で読んだのはこういうことか」と理解が繋がってきます。
(1本の動画が1時間ぐらいですがとても参考になります)

3. Ping-t(問題集サイト)

参考書で全体像を掴んだ後は、ひたすらPing-tで問題を周回。間違えた問題は解説を読み込んで、模擬試験で8割以上が安定するまで繰り返しました。本番でも過去問と似た問題が多く出たので、Ping-tをやり込んでおいて本当に良かったです。


勉強スケジュールと方法

1ヶ月目:参考書通読 + YouTube + VirtualBoxハンズオン

  • 合格教本を最初から通読して、Linuxの全体像を把握
  • 食事中はYouTube(LPI JAPAN)を授業感覚で視聴
  • 参考書に沿ってVirtualBoxをインストールし、CentOSとDebianを実際に触る
  • コマンドは参考書の手順通りにターミナルに打ち込んで、動きを確認しながら覚えていく

この時期が一番つらかったです(詳しくは後述)。でもここを乗り越えれば、2ヶ月目以降がグッと楽になります。

2ヶ月目:1か月目の勉強が終わり次第Ping-t周回開始 + YouTube継続

  • 全体像がなんとなく掴めてきたので、Ping-tで問題演習を開始
  • 最初は正答率が低くて当然です。心が折れそうになるけど、解説を読み込めば少しずつ上がっていく
  • 食事中のYouTubeは継続。繰り返し聞くと定着する。

3ヶ月目:模擬試験で仕上げ

  • Ping-tの模擬試験を繰り返す
  • 正答率8割以上が安定してきた段階で試験を予約
  • 直前はコマンドの書式を重点的に復習

1日の勉強時間の目安:
– 平日:1.5〜2時間(参考書 or Ping-t)
– 休日:最低3時間〜予定がなければ限界まで
– スキマ時間:食事中にYouTube


初心者が本当につまずくポイント

ここは包み隠さず書きます。LinuCの勉強には本当に苦労しました。

VirtualBoxのインストールで何度も躓く

参考書にVirtualBoxのインストール手順が載っているのですが、そもそもVirtualBoxが何なのかわからない状態で始めたので、手順通りにやっても「これは今何をしているんだろう?」の連続でした。

エラーが出ても原因がわからない。解決策を調べても書いてあることの意味がわからない。そもそも英語が読めない。ターミナル怖い。IT歴3ヶ月にはハードルが高かったです。

でも、ここは「わからなくても手順通りに進める」で乗り切りました。理解は後からついてきます。

ターミナルにアレルギーが出る

黒い画面に白い文字が並ぶあの画面。初めて触ったときは正直、拒否反応が出ました。

「ls」と打ったら何か出てくる。でも何が出てきたのかわからない。「cd」で移動?どこに?何のために?——この感覚、Linux未経験の人なら共感してもらえると思います。

これも毎日少しずつ触っていたら慣れました。 最初は意味がわからなくても、手を動かしているうちに「あ、lsはファイル一覧を見るコマンドか」と体で覚えていきます。

SSH接続ができない問題

参考書にSSH接続のハンズオンがあったのですが、自宅にWi-Fiがなく携帯のテザリングでPCを使っていたため、ネットワークの設定がうまくいかず接続できませんでした。

当時はなぜ失敗するのか原因もわからず、結局あきらめました。今ならテザリング環境だとネットワークの構成が違うからだとわかりますが、当時の自分にはどうしようもなかった。節約しすぎました。

でも、SSH接続ができなくても合格はできます。 VirtualBox上で直接ターミナルを操作すれば、コマンドの練習には十分です。同じ環境の方は、SSHで詰まっても気にせず先に進みましょう。


試験当日の話

試験はCBT形式で、101試験と102試験を別々に受験します。

正直に言うと、Ping-tの周回が効きすぎて、本番では結構時間が余りました。 見たことのある問題パターンが多く、落ち着いて解けた印象です。

模擬試験で8割以上が安定していれば、本番でも余裕を持って合格できるラインに入れると思います。


まとめ

  • IT歴3ヶ月・Linux完全未経験から、約3ヶ月の独学でLinuC Level1に合格
  • 教材は合格教本・YouTube(LPI JAPAN)・Ping-tの3つ
  • VirtualBoxでCentOSとDebianを実際に触るハンズオンが理解の鍵
  • Ping-tの問題周回は必須。模擬試験8割安定で合格ライン
  • VirtualBoxのインストール、ターミナルへの拒否反応、SSH接続の失敗——初心者がつまずくポイントは多いが、手を動かし続ければ必ず慣れる

筋トレを始めたばかりの頃、バーベルが怖くてダンベルすら持てなかった自分がいました。でも毎日触っていたら、いつの間にか自然に持てるようになった。ターミナルも同じです。最初は怖いけど、毎日触れば必ず慣れます。

今ならVirtualBoxの操作やエラー表示がわからなくてもAIを活用して解決方法を聞けばすぐにわかります。

Linuxは知っているだけで周りと差がつくスキルです。さまざまなサービスで広く利用されているOSであり、特にインフラエンジニアを目指す方にとっては避けて通れない分野なので、ぜひ挑戦してみてください。この記事が、あなたの背中を押す一つになれば嬉しいです。


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